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スタンダード認定 認定基準


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スタンダード認定 認定基準

・認定申請の時点において、JAHA正会員(動物病院会員)であること
・認定申請の時点において、以下の項目をすべて満たしていること

0. 理念

JAHA正会員病院の一員として、「ヒューマン・アニマル・ボンド(人と動物の絆)」、「人と動物の共生社会の実現」の理念について理解し、スタッフにも周知している。

1. 診療の質

<的確な診断治療>
1-1 プロブレム・オリエンテッド・システムの基礎概念に基づき、血液検査(全血球計算、血液化学検査)、内分泌学的検査、画像診断検査(X線検査、超音波検査)、尿、便、細胞診、血圧測定などを実施している
1-2  CT検査、MRI検査、内視鏡検査、病理検査、外科手術などについて、自らの施設で実施不可能な場合、クライアントの希望に応じ、外部機関や専門病院等に依頼または紹介を行っている
1-3 全ての診療経過および検査結果は、法令に定められた方法でカルテに記録され、いつでも参照できる状態になっている
1-4 過去3年間分の診療記録(カルテ)の保存があり、適切に管理されている
1-5 クライアントから診療記録(カルテ)の開示を求められた場合には、積極的に応じるよう努めている
1-6 インフォームド・コンセントが適切に行われている
(=獣医師からの一方的な情報伝達ではなく、クライアントからも獣医師に対して自身の事情や意向を伝え、関係者間で十分な情報共有を行なった上で、最終的に動物とクライアントにとって最も好ましい結果となるように、コミュニケーションをとりながら合意の上で治療を進めている)

<安全な麻酔・外科手術>
1-7 手術室の環境が衛生的に保たれている。
1-8 手術室には清潔な服装で入室し、手術用の帽子、マスクを着用、手術前には定法に従い手洗いを行なっている
1-9 手術用ガウン、手袋、ドレイプ、手術器具類等は、滅菌済みのもの、またはディスポーザブルを使用している
1-10 全身麻酔の際には、麻酔リスクに応じて、血管確保および気道確保を適切に行なっている
1-11 麻酔・外科手術の際には、体温、心拍数、呼吸数、心電図、血圧、SPO2、EtCO2 など、5種類以上の生命維持モニターを行なっている
1-12 生体モニターを記録している
1-13 全身麻酔下で検査・処置・手術を行なう場合は、麻酔リスクに応じて、主たる術者以外に麻酔看視係(獣医師または愛玩動物看護師)を配置している
1-14 全身麻酔下で検査・処置・手術を行なう場合は、麻酔記録をつけている

2. 施設・設備・管理

<施設・設備全般>
2-1 待合室(受付)、診察室、処置室、手術室、X線検査室、入院室を備えている
2-2 施設全体が清潔に保たれており、騒音、悪臭など公衆衛生上の問題がない

<手術室>
2-3 外科手術を行う病院においては、手術室は独立しており、吸入麻酔装置および生命機能監視装置を備えている(手術室とX線検査室の併用は可)
<入院室>
2-4 入院室は動物を安全に管理、看護できるよう環境が整えられている(空調設備等)
2-5 入院動物は常に個別の空間(ケージ等)で適切に管理されている
2-6 伝染性疾患動物については、適切に隔離、管理されている

<X線室>
2-7 外部にX線が漏れないよう設備されている
2-8 X線診療従事者等は、管理区域に立ち入って間継続して、フイルムバッジまたは線量計により線量を測定している
2-9 防護衣、防護手袋、防護カラー等を備えている
2-10 法令に定められた方法でX線設備設置の届出、被爆対策が講じられている

<検査機器>
2-11 血液検査機器として、血球計算機器・遠心分離器・顕微鏡・屈折計・血液化学検査機器・電解質検査機器・塗抹染色器具を備えている
2-12 画像診断機器としてX線装置、超音波装置のいずれかを備えている
2-13 検眼鏡、耳鏡、心電計(または麻酔モニター)を備えている

<救急>
2-14 人工蘇生機器(レスピレータまたはアンビューバッグ)、救急用セット(薬剤および器具)を備えている
<滅菌>
2-15 手術等に対応できる滅菌装置(オートクレイブ、ガス滅菌器、プラズマ滅菌器など)を備えている
2-16 設置した滅菌装置に応じ、法令に定められた方法で施設環境を整えている(排気装置の設置など)

<薬剤管理>
2-17 法令に定められた方法で、薬局、薬剤保管庫などの薬剤が適切に管理保管されている
2-18 麻薬、劇毒薬等については、他の医薬品と区別して適切に管理保管している

<医療廃棄物の保管、処理>
2-19 法令に定められた方法で医療廃棄物(感染性廃棄物、各種排液等)の保管、処理を行っている

3. 法令遵守1:獣医療・診療施設等全般

3-1 獣医師法、獣医療法、薬事法、麻薬及び向精神薬取締法、愛玩動物看護師法、薬剤師法等の動物医療および診療施設や設備に関する関連法規を理解し、遵守している
3-2 法令に定められた方法で診療施設の開設届出、ならびに届出事項に変更が生じた場合には変更届出を行なっている
3-3 法令に定められた方法で個人情報を適切に管理している
3-4 獣医療広告ガイドライン、景品表示法、医療品医薬機器等法を理解し、不当な広告表示を行っていない

4. 法令遵守2:雇用・労務関連

<就業規則、雇用条件の明示、労使協定書等>
4-1 就業規則を法定どおりに作成し、労働基準監督署に届け出ている。またスタッフがいつでも閲覧できるように周知している
4-2 「雇用契約書」または「労働条件通知書」により労働条件を書面で明示している
4-3 従業員に法定労働時間(1日8時間、週40時間)を超える時間外労働及び休日勤務などを命じる場合、時間外労働および休日出勤に関する協定書(通称36協定書)を締結し、労働基準監督署に届け出ている
4-4 変形労働時間制・フレックス制度等の制度を導入している場合、就業規則での規定や労使協定の締結等、制度の法的導入要件を満たしている

<労働保険・社会保険>
4-5 労働保険(雇用保険・労災保険)に加入している
4-6 社会保険(健康保険、厚生年金および介護保険)に加入している
*加入義務のない場合も、JAHA認定病院の条件としては必須です

<最低賃金>
4-7 最低賃金法を遵守している
<労働時間の管理>
4-8 労働時間を客観的な記録(タイムカード等)により適正に把握し管理している
<産前産後休業・育児休業・介護休業>
4-9 労働基準法に基づく産前産後休業・育児休業・介護休業制度が就業規則等に明示されている
<有給休暇>
4-10 年次有給休暇を法定どおり付与している(パートやアルバイトも対象)
<定期健康診断>
4-11 労働安全衛生法に基づく雇入時の健康診断、および定期健康診断(1年以内ごとに1回)を実施している

5. 獣医師・愛玩動物看護師及びその他スタッフの継続教育

5-1 JAHAのセミナー、JAHA動画配信サービスなどを活用し、スタッフが常に最新の獣医学的知識を学べる状態である。
5-2 勤務スタッフを学会・講習会等に積極的に参加させている

6. 社会貢献活動・臨床倫理

6-1 CAPP活動(アニマルセラピー)の普及啓発に努めている(募金箱、リーフレット等を院内に設置している)
6-2 動物の適正飼養やしつけに関する普及啓発に努めている
6-3 災害時においては被災動物の保護、救援活動に協力する準備がある
6-4 地域における狂犬病予防注射の推進、実施を積極的に行なっている
6-5 マイクロチップの普及を推進している

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