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ニュースレター巻頭通信(2018年6月号)

設立40周年を迎えて

副会長 川田 睦

日本動物病院協会は、今年創立40周年の節目を迎えます。
創設メンバーの中には、古稀、喜寿どころか米寿を迎えられた方もいらっしゃるかと思います。またすでに鬼籍に入られた方もいらっしゃいます。
私は動物病院協会(当時は社団法人日本動物病院福祉協会)会員となって26年となります。40年分すべての歴史を知っているわけではないのですが、元会長の是枝哲世先生や前会長の細井戸大成先生の元で勤務した関係もあり、創設期のお話を伺う機会や動物病院協会の世代交代に関する話題などに触れる機会が多かったと思います。当たり前かもしれませんが、40年も続いているといろいろなことがありました。それでもそうして40年の節目の年に創設者直系の木俣先生が会長職に就かれているというのは巡りあわせとしてとても素晴らしいと思います。多くの組織がそうであるように、何代か世代を経ていくうちに、創業の理念や継続への情熱が薄れていくことは事実だと思います。もちろんその時代の社会情勢や会員の志向にあわせて組織を柔軟に変化させて行くこともリーダーの重要な判断だと思います。動物病院協会は、どちらかというとこれまでは、先人が開拓した分野を守り育てていくことを最大の目的、目標として動いてきた感があります。
海外特に米国から優れた専門医を招聘して行われる国際セミナーに代表される学術分野。今でもその重要性は我々獣医師にとって変るわることはありませんが、教育機会の増加、日本人講師による日本語の講習会の充実、ITを使用した遠隔講義など、どうしても動物病院協会主催の国際セミナーでなければという部分は薄れてきています。
CAPP活動に代表される社会貢献活動。獣医師の方で社会貢献活動に興味をもって入会されるケースが多くなりました。動物病院協会の行う、社会貢献活動はその是非に関して、この数十年、会員間でも様々に議論されてきました。その結果現在では、動物病院運営と社会貢献活動は互いに大きなシナジーがあると認識されるようになってきているようです。しかしながら社会貢献活動は活動する地域などの周辺環境によって柔軟に運営されなければならないケースが多いかと思います。そのガイドラインは、地域と時代によって、しっかりと守っていくもの、変化させていくものに分けて常に検討する必要性があるように感じています。
新たに会員になられる方あるいは既存の会員の方々の中で、現在最も興味を持っていらっしゃる分野は、以前は学術関連でしたが、現在では以前ではマネージメントと呼ばれる分野です。病院におけるホスピタリティをどのように向上するか、現代的な社会情勢に見合った、雇用とコンプライアンスとはどのようなものなのかなど、現在の日本社会が動物病院に対して必要とする基準が明確に上がったと感じさせることだと思います。また日本の動物病院も様々な意味で洗練されつつあるのも事実だと思います。
そういう意味で、日本動物病院協会という組織のかじ取りをしっかりとし、より時代や会員のニーズに適合した内容を提供できる組織に変化させていくために、今の執行部はあるのだと思います。
私は、日本動物病院協会副会長として、木俣会長が理想とする組織運営に対し全力でお手伝いできたらと考えております。また現在増加中の開業しない勤務医、退職まで勤務医として働く方々の生活設計や資産形成、仕事に対するモチベーション、学術情報に対する好奇心をどのようにして維持していくのかということを、自分自身もその将来を不安に思う一人として、よりよい解決策を考えて行きたいと思っています。
非オーナー系の勤務者は、体力的、精神的な力の衰えとともに、活躍の場を失い現在のポジションを維持することが難しくなります。そういう意味で、私は現在の勤務獣医師はプロスポーツ選手と同じだなと感じるところがあります。どれほど有能な選手であってもその衰えとともに現場から去らねばならない時がやってきます。特に他の施設から患者さんを受け入れる施設であれば、常に第一線、先端、最先端の技術力と知識力を必要とします。それが故に全科診療の動物病院であって、専門診療へと特化する必要性があるのかもしれません。
経営、運営の側に回って次の役割を持てる人は、少数だと思います。臨床獣医師以外にできる仕事を持てる人もそう多くないでしょう。退職金やそれまでに慎重な資産形成を行い、老後は好きな趣味だけをして暮らしていける人はかなり少なそうです。
私はいつも、こんなふうに考えてしまいます。
「いつまで、こんな不安定な生活が続くのだろう・・・・」「この職を辞した後、臨床医として活躍できる余力は残っているのだろうか・・・・」「巨額の個人保証に対して、破たんした場合どうなってしまうのだろう・・・」「このような状態の会社を引き継いでくれる、引き継げる可能性のある後継者がいるのだろうか・・・・」
 みなさんはどうですか?一緒に考えてもらえないでしょうか?

ニュースレター

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巻頭通信バックナンバー

発行年月 寄稿者 タイトル
2018年5月 吉田 尚子 動物の魅力を広げるためには
2018年4月 木俣 新 未来の動物病院を創造する
2018年3月 吉内 龍策 社会貢献はスタッフの幸福度を向上させます
2018年2月 藤井 康一 勤務獣医師を考える
2018年1月 西村 亮平 ペットとの共生社会を実現するために私たちができること

動画

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