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巻頭通信2019年1月号


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競争と共創

会長 木俣 新

明けましておめでとうございます。本年も当協会の会員の皆様とスタッフ様の幸せ、さらにそこに集う人と動物の幸せに向けて努力することをお誓いいたします。

最近、シャープで素晴らしい業績を上げた佐々木正さんのことを書いた「ロケットササキ」という本を読みました。全体を貫いているテーマは、「共創」という言葉でした。意味は漢字から想像が付くのですが、初めて聞く言葉でした。

内容は、今から40年ほど前に、佐々木氏がUCバークレーの孫正義に会いに行く途中、サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジで、たまたまヒッピー姿のスティーブジョブズに会い、2人とLSIの話をするところから始まります。ちょっと眉唾なのですが、IT黎明期の素晴らしい話です。そこからオープンソースの話になり、自らが発見した知見は皆で共有するのが素晴らしいという話に繋がります。多くの技術者が互いの意見を持ち寄り、インフラを創っていくことになります。これを「共創」と称しているのです。

本の読了と同時期に、パナソニックの設立100周年記念イベントに参加させていただき、改めてブルーオーシャンに関しての講演を聴きました。両者とも、コンセプトは似ていると感じました。相手の仕事を奪うのではなく、情報は公開し共有した上で、新しいマーケットを開拓していくことで、会社を成長させていく話でした。

翻ってこれまでの人生を考えてみれば、28年前に病院を設立し、その10年後に新しい病院を建築した頃は、患者様をたくさん集め、借入金を返すことが目標でした。
そんな中で、他病院とは競争だとも考えていました。お金に翻弄されていましたね。当時の私にとっては、人と動物の絆はお題目だった様に思います。その後、獣医師会やJAHAそして学校の理事の仕事を通じて多くの素晴らしい人々と知り合い、社会貢献こそが本当の目標だと悟りました。そして、今では動物病院という素晴らしい仕事に従事できた人生に、心から感謝しています。

今年は、認定病院制度を通じて、動物病院の社会保険加入や労働時間管理を促進することを当協会の目標の一つにします。最初は、これによって会員病院は他病院から差別化ができ、会員数も伸びるのではと考えていました。スタッフが集まる病院は患者様も集まるという考えです。最近、目標はもっと大きく持たなければならないと考えるようになりました。

つまり、当協会が日本の動物病院を変革するフラッグシップになるのです。そして、日本全国のすべての動物病院に人が集まること、この業界に再び人が参集することを、最終目標にしたいのです。

それには、2つの事柄が必要です。人と動物が幸せに暮らすことは、未来の社会に不可欠なことを示すこと。もう一つは動物病院が強欲ではない健全な経営を心かけることで、人と動物にとって最高のハブになることです。これこそが、日本動物病院協会の真の目的です。

少し、高飛車に聞こえたら申し訳なく思います。でも、7,000名の会員の皆さんと一緒に、着実に進みたいと思います。
「競争」から「共創」へ! ご支援よろしくお願いします。

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